平成３０年1月１７日に「平成２９年度CVPPP院内勉強会」を行いました。
CVPPPとは、包括的暴力防止プログラム（Comprehensive　Violence　Prevention　and　Protection　Programme）の略で、精神的病で患者様が暴れてしまった際に介護スタッフが外傷を負ってしまったり、不当な抑制によって患者様の窒息や骨折などの外傷を負うといった事態を解決するために開発されてきた技法です。元は欧米で考案された技法ですが、日本独自の技法を確立されたものがCVPPPとされています。
前半を講義、後半は実技と分けて当院に在籍しているCVPPPトレーナーの職員さんを中心に勉強会が開催されました。
今回の前半の講義では、暴力を未然に防ぐ方法（リスクアセスメント）や共感・信頼関係の構築（ディエスカレーション）の仕方等を学びました。後半の実技では、攻撃をされてしまった、手首等を掴まれたり抑えられたりしてしまった際に安全に振りほどいて逃げる為のテクニック（ブレイクアウェイ）、チームを組み効果的な力を利用し手や関節を抑えることによって攻撃者の動きを止めたり、安全に移動する際用いられる手法（チームテクにクス）について、デモンストレーションを交えて勉強会が行われました。